今日は話題の映画「THIS IS IT」を鑑賞。
マイケルの曲との出会いは、高1の体育祭の団体演技(ダンス)。「今夜はドントストップ」に合わせて踊ったのだが、その数年後にホンダのTV CMでこの曲に合わせて踊るマイケルを見ることになる。その時は、褐色の肌がりりしいいかにもアフリカ系の美少年、といった風貌だったのだ。
10年以上もマイケルの曲を自ら聴いていないし、近年はメディアから流れる醜聞もあって、すっかり離れた存在ではあったのだが、全盛期を知る世代として(やっぱり観にいった方がいい?DVD化はされないらしいし)というくらいのノリで映画館に向かったのである。
私のように、まだ見ぬ映画を、よせばいいのに「ネタバレ」のキーワードを含めてネット検索する人も多いと思うが、この映画については、まだ鑑賞しておらず、でも観にいこうかなと考えている方がもしいらっしゃったら、そういったレビューの類は一切読まずに本作を観てほしい。
ほとんどのレビューはこの映画を絶賛しており、そしてその賛辞の表現が面白いように単一的である。みんな同じように感動したのだ、といえばカンタンだが、それによってかなりの先入観を植えつけられることは確か。期待が非常に高くなるあまり、結果にがっかりしかねない。いや、がっかりというのは語弊がある。たぶん何もインプットなく鑑賞していれば、もっと素直に感動できたとでも言えばいいだろうか。
マイケルは素晴らしいエンターテナーだし、それを再認識させる作品ではあることには間違いない。所詮はリハーサル風景ではあるが、そのクオリティの高さは観客の驚嘆を招くことは必至である。
しかし、考えてみれば、マイケルをスターダムにのし上げたのは、その才能もさることながら、スリラーをはじめとしたPVの数々である。彼のヒット作とPV、MVとは切っても切れない関係で、それらの完成度の高い作品をビデオテープが擦り切れるほど見た(時代を感じる...)同世代の人は、おそらく(映画の各シーンも素晴らしいけど、マイケルはこんなもんじゃない)と思うのではないか。私がひねくれているだけなのか?
さらに、これはネタバレのうちには入らないと思うのであえて書くが、「エンドロールが始まっても席を立たないこと。それからがお楽しみ」みたいに書いてあるコメントが多かったので、かなり長いエンドロールをじっと我慢した。一度画面は暗転し、確かにコメントのとおり「何かあった」のだが、過剰な期待は禁物である。
もうひとつ、僭越ながらアドバイスすると、本作の大半はリハーサルシーンなので、マイケルの音楽や踊りに特段興味がない方、あるいはどちらかといえば好みではない方は、いくら「期間限定物」とはいえ、無理していかなくてもいいと思う。
好きなときに好きなシーンだけ見られるDVDと違って、映画館では大きな画面、音声で初めから最後まで続けて鑑賞することが前提になる。彼の歌や踊りを二時間ずっと見続けられるか。結構大事なポイントだと思う(店主は途中で寝ていた)。
逆に、青春時代にマイケルの曲に一度でもどっぷり漬かった人には、充分楽しめる内容であることはお約束する。私も「Billy Jean」や「Smooth Criminal」のイントロを聞いただけでボルテージが上がった一人である。
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